美しさには肌体力が大切|スキンケア

肌の生まれ変わり

角層以下の表皮は、肌の生産工場です。

じつは、この部分で肌をつくる細胞が生まれ、そして次々に入れ替わっていっているのです。

これを「ターンオーバー」と呼びます。

表皮のいちばん下にある基底層で新しい細胞が生まれ、8日くらいかけて角層へと上がっていき、最後は垢となってはがれ落ちるというサイクルがターンオーバー。

たとえ表皮が傷ついたり、乾燥したり、日焼けしたりしても、細胞が絶えず入れ替わっているので、すこやかな状態に戻せるようになっています。

ところが、年齢を重ねるにつれターンオーバーは遅くなり、40代になると約40日かかるといわれています。

傷の治りが遅くなったり、シミができやすくなったりするのはそのためその逆に、病気などでターンオーバーが早まりすぎると、皮がむけることもあります。

ターンオーバーが早くても遅くても、肌は美しくなりません。 健康な角質細胞をしっかりつくり出せるよう一定のサイクルを保つことが、美肌への第一歩です。

【肌体力あり】

ターンオーバーが約28日周期で行われる。
①基底層で「表皮細胞」が生まれる。
②上へ上へと押し上げられていき、 「角質細胞」になる。
③「垢」となってはがれ落ちる。

【肌体力なし】

28日よりかなり遅くなる 角層は加齢などによってターンオーバーが遅くなると厚くなり、 逆に角層以下の表皮は薄くなる。

すると肌がくすむ、硬くなる、乾燥がなかなか治らない、小ジワができるといった肌トラブルにつながる。

ターンオーバーのサイクルを低下させないために、余分な角質をためないことが大切です


「バリア機能」で肌を守る

お風呂につかっても、お湯が肌内にどんどん入っていかないのは、どうしてだと思いますか?

それは、肌表面に「バリア機能」が働いているから。

海に入って塩潰けにならないのも、このバリア機能のおかげです。

バリア機能の働きを担っているのは、表皮のいちばん上にある角層です。

角層は厚みわずか0.02ほどの非常に薄い膜ですが、その構造に秘密があります。

顔の場合、角層は約20層の細胞が積み重なっています。

そのすき間をセラミドなどの「角質細胞間脂質」がぴったりと埋めています。

たとえていえば、レンガ(角質細胞)が幾重にも重なり、それぞれのすき間をセメント (セラミド) が埋めているような状態です。

こうした細胞どうしをぴったり密着させる構造によって、水や異物が肌の中に入り込むのを防ぐという、重要な働きをしているのです。

これが「バリア機能」です。

―バリア機能の大きなもう1つの働き―

バリア機能には、もう一つ大きな働きがあります。

それは、肌の内側から湧き出る水分を角層に蓄えておくことです。

健康な角層は、約20~30%の水分を含んでいます。

それは、主に肌がみずからつくり出すセラミドなどの保湿物質によって維持されています。

セラミドは単に細胞どうしをくっつける役目だけでなく、 保湿物質として大きな役割を担っていたのです。

ところがセラミドをつくり出す力が弱まると、角層の水分は蒸発。ついには肌内部のうるおいまで失われてしまうのです。

正常なバリア機能を保つには、肌内部でセラミドなどの保湿物質がきちんと働いていることが不可欠。

【肌体力あり】角層のバリア機能がきちんと働く

健康な角層には、 セラミドなどの角質細胞間脂質が充分にあり、角質細胞をしっかりつなぎ止めている。

このように細胞がすき間なく積み重なった状態では、バリア機能が保たれ、外からの刺激をシャットアウトできる。

【肌体力なし】バリア機能が弱まり肌が敏感になる

セラミドなどの角質細胞間脂質が減ると、角質細胞がぐらついてしまい、一部がはがれ落ちたりする。

角質細胞が脱落すれば、当然そこはバリア機能が弱まり、外からの刺激を受けやすくなる。

保湿物質が不足するとバリア機能は失われ、肌は乾燥して、かゆみやヒリヒリ感を生じるなどの敏感な状態になります。

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