
ビタミンC誘導体
リン酸型ビタミンCなど、ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもの。美白作用もある。若干ではあるが皮脂を抑える効果があり、ニキビ予防や毛穴対策 などにも有効。ニキビの炎症を抑えるのにも役立つ。
レチノール
ビタミンAの一種で、もともと人間の体内にあるもの。線維芽細胞に働きかけて真皮のコラーゲンを増やす作用がある。やや刺激が強いので、使い始めは効き すぎると肌がカサつくこともあるが、使い続けるうちに落ち着いてくる。
AHA
ピーリングコスメに配合されている成分。グリコール酸、乳酸、フルーツ酸などがこれにあたる。石けん、パック、拭き取り化粧水など、いろいろなものに配合されているが、もっとも使いやすいのは石けんタイプ。拭き取りタイプはやや刺激が強い。週1~2回の使用から開始し、慣れてきたら回数を増やすとよい。
ナイアシン(ビタミンB)
肌代謝を活性化し、肌にハリを出す。ニキビにも有効。刺激が少なく使いやすいので、肌が弱いけれどアンチエイジング化粧品を試してみたいという人向き。 抗酸化成分(油溶性甘草エキス、オウゴンエキス、各種植物ボリフェノールなど)
抗酸化成分
植物エキスが多く用いられる。
肌が老化する理由は?
外線の影響や間違ったスキンケアなどで、肌の老化が進んでしまいます。
さらに私たちが「オギャー」と生まれた瞬間から、肌老化の時計の針を刻一刻と進めているものがあります。その正体が活性酸素です。
鉄がさびたり、皮をむいたりんごが茶色くなったりするのは酸化が原因ですが、人体の細胞を酸化させてしまうのが活性酸素。
この活性酸素によって、いわば肌がさびつく」ことが、肌老化の最大の原因なのです。
私たちが酸素を吸って呼吸するだけでも、活性酸素が発生します。
つまり、 人間が生きていくうえで、老化は避けて通れないものなのです。
そのほか、ストレスやたばこ、食品添加物、油っこい食事も、活性酸素を増やします。
年齢による肌の活性酸素除去酵素量の推移
本来、人間の体は増えすぎた活性酸酸素を取り除く酵素(SOD)をつくり出すことができる。 しかし、この酵素の量は30代をピークに減っており、抗酸化力の低下がうかがわれる。